仙台市でお子さまにあった児童発達支援・放課後等デイサービスを探す方法

チルプレ

チルプレ記事 2023.3.4

お子さまを児童発達支援や放課後等デイサービスに通わせたいときに、親として悩むのが施設の選び方ですよね。お子さまの個性や特性が異なるように、児童発達支援や放課後等デイサービスにもいろいろな種類や特色があります。

お子さまの特性にあった事業所を探して、少しでもお子さまの成長にプラスになる環境を選んであげたいものです。

この記事では、仙台市在住でお子さまの児童発達支援・放課後等デイサービスを探している方に、お子さまにあった事業所を探す4つのコツについてご紹介します。

1.発達相談支援センター(アーチル)または区の保健福祉センター(障害高齢課)の専門家に相談する

メリット

・公的機関なので安心感がある
・豊富な情報がそろっている
・サポートや対応が丁寧

まずは、仙台市の発達相談支援センター(アーチル)や区の保健福祉センター(障害高齢課)に相談してみることをおすすめします。窓口は、お子さまの年齢によって異なります。

未就学児を対象にした児童発達支援の場合は、アーチルが窓口です。アーチルは、青葉区・宮城野区・泉区の場合は北部アーチル、若林区・太白区の場合は南部アーチルが相談窓口となっています。

小学生を対象にした放課後等デイサービスの場合は、各区の保健福祉センター(障害高齢課)または宮城総合支所保健福祉課が窓口です。

アーチルや保健福祉センターは、お子さまの発達支援のために設置された公的な行政機関であり、プライバシー保護も重視されているため、安心して相談できます。

児童発達支援事業所や放課後等デイサービスに関する各区の情報も集約されているため、情報収集には最も適しています。また、お子さまの発達支援が必要な家庭を対象にした支援制度なども紹介してくれ、申請手続きのサポートもしてくます。

相談窓口に行くと、アーチルや保健福祉センターのスタッフがこちらの事情に合わせて、なんとかよい解決案がないかと一生懸命考えくれます。比較的若いスタッフが対応してくれることが多いですが、細かい相談や悩みにも一つひとつ丁寧に答えてくれるのでとてもありがたいです。

ただし、若いスタッフの場合は、実際に子育てや発達支援の経験がそれほどない方がほとんどなので、あくまでも情報の一つとして受け取る気持ちも大切です。それでも、案外その場の会話の中でよい情報が見つかったりもするので、相談して損はありません。

実際に児童発達支援や放課後等デイサービスを利用するときには、必ずアーチルまたは保健福祉センターにて手続きをするので、迷ったら、まずここに相談しておくとよいですよ。

2.かかりつけの病院(療育含む)や通っている保育園・幼稚園・小学校に相談する

メリット

・普段から顔見知りなので相談しやすく安心感がある ・お子さまの様子をよく把握しているのでお子さまの特性にあったアドバイスをしてくれる

かかりつけの児童発達の専門医(療育の先生を含む)やお子さまが通っている保育園・幼稚園・小学校の先生・スクールカウンセラーなどに相談してみるのもよいです。お互いによく知っている相手であり、普段からの信頼関係もあれば相談しやすく、安心感もあります。

また、普段からお子さまの様子を見てもらっているため、お子さまの特性や傾向にあったアドバイスをしてくれることも多いです。

実際に、私もかかりつけの療育の先生やお子さまが通う保育園の園長先生に相談する中で、最寄りの児童発達支援事業所や地域の相談員を紹介され、入所までスムーズにいけた経験があります。

身近なところでサポートしてくれる心強い味方になってくれることも多いので、かかりつけの専門医やお子さまの通う保育園・幼稚園・小学校の先生などに相談するのもとてもよい方法です。

3.地域の相談員に相談する

メリット

・経験豊富で頼りになる
・子育て経験者が多く、親としての気持ちも理解してくれる
・多くの選択肢の中から適切なアドバイスをくれる

地域には相談員と呼ばれる方がいます。相談員とは、相談支援事業所を運営している介護福祉士などの資格を持ったプロの方で、行政の委託を受けて、支援が必要な家庭の相談に乗ってくれる専門家です。

かかりつけの療育や区役所、児童発達支援事業所などから紹介してもらえることが多いです。私の場合は、最寄りの児童発達支援事業所に相談に行ったときに相談員を紹介してもらえました。

相談員は経験豊富で、いろいろなお子さまたちのケースを見てきているので、柔軟に対応してくれます。また、子育て経験者も比較的多いので、同じ一人の「親」として、家庭や子育てのことなどさまざまな事情にも共感してくれ、気持ちに寄り添って話を聞いてくれます。

具体的な経験やいろいろな情報も持っているため、多くの選択肢の中から、お子さまの特性・傾向にあった事業所を適切に紹介してくれます。

私個人の体験談としても、相談員とのやりとりが、施設選びのうえで一番参考になりましたね。正直「なぜもっと早く相談しなかったんだろう!」と思うぐらい、頼れる存在です。

いろいろな話を聞いてもらったうえで一緒に考えることができるので、とても信頼できたし、相談員がすすめてくれる事業所もお子さまにあいそうだと納得するものがとてもありました。

通所する事業所が決まった後も、相談員とは定期的に打ち合わせをしたり、相談に乗ってもらったりします。お子さまの発達支援においてとても心強い味方になってくれる、パートナー的存在です。ぜひ、相談員との関係は大切にしておきたいですね。

4.事業所に直接聞く

メリット

・最新の空き状況やお子さまたちの通所状況などがわかる
・見学・体験会などが申し込める
・お子さまに本当にあっているかどうか確認できる

公的な行政機関や相談員などに相談したうえで、いくつかよさそうな事業所が見つかったら、実際に電話やメールで問い合わせたり、直接行って話を聞いてみたりするとよいです。

区役所や相談員からも施設の空き状況は教えてもらえますが、やはり事業所に直接問い合わせた方がリアルタイムの情報がわかります。例えば、今どれぐらいの空きがあって、どれぐらいの人が入所を検討しているということもだいたいわかったりします。

また、話を聞くだけではなく、見学や体験会もできることが多いので、お子さまに実際に体験してもらうことで、お子さまにあった施設かどうかを確認できるのも大きいです。

それ以外にも、事業所の責任者と直接話もできるし、スタッフの人柄や施設の雰囲気、支援プログラムがお子さまにあっているかも総合的に確認できるので、施設選びの最終的な決め手になります。

児童発達支援・放課後等デイサービスは、実際に通い始めても、お子さまにあわなければ後から別の事業所に申し込むことも可能です。それぐらいの気持ちで、まずはいくつか候補となる事業所をリストアップして、積極的に見学に行ってみたらよいでしょう。

まとめ

仙台市でお子さまにあった児童発達支援・放課後等デイサービスを探す方法として、以下の4つをご紹介しました。

1.発達相談支援センター(アーチル)または区の保健福祉センター(障害高齢課)の専門家に相談する
2.かかりつけの病院(療育含む)や通っている保育園・幼稚園・小学校に相談する
3.地域の相談員に相談する
4.事業所に直接聞く

共通するポイントとしては、「誰か人に相談すること」です。施設選びはあなた一人で決めなければならない、ということはありません。

身近にあなたの相談に乗ってくれる人たちがたくさんいます。決して一人で悩まず、信頼できる人(味方)を探して、勇気を出して相談してみましょう。

その一歩から、お子さまにあった施設と出会える可能性が大きく広がります。

あなた自身のためにも、そしてお子さまのためにも、まずは身近に相談できる相手を探してみることから始めましょう。

以上、仙台市でお子さまにあった児童発達支援・放課後等デイサービスを探す方法でした。