おうちでできる!発達障害のお子さまにおすすめの遊び

チルプレ

チルプレ記事 2023.6.2

お子さまとおうちで遊ぶなら?

チルプレなどの専門的な機関では、お子さまの発達の特性に合わせて多様なプログラムを組みます。ご家庭ではなかなかできない、教具を使ったプログラムや、他のお子さまとの関りを含めたプログラムも行えます。

ですが、お子さまが過ごす時間が一番多いのはご家庭です。ご家庭での遊びも加えられれば、さらにお子さまの発達支援に効果的ですし、楽しく遊べたら保護者様もうれしいですね。

そこで、おうちでできる、発達障害のお子さまにおすすめの遊びについて調べてみました。おうち遊びのポイントと一緒にご紹介します。

おうち遊びのポイント

発達障害のあるお子さまとのおうちで遊ぶには、どのようなポイントがあるでしょうか?

ポイント1 いろいろな素材を触る遊びをする

発達障害のお子さまには、触れないものがあったり、嫌がるものがあったりするという特性があることが多いです。

嫌がるものを無理に触る必要はないのですが、たとえば粘土などのもちもちした触感は、食べ物などの触感にも通じます。触れないものが多いと、日常生活で困る場面も出てきてしまうので、ときどき遊びのなかで触る機会を設けられるとよさそうです。
こうしたいろいろな触感を楽しむ遊びには、次のようなものがあります。

いろいろな素材を触る遊びの例

– 粘土あそび
市販のあぶら粘土のほか、自宅で簡単にできる小麦粘土も使えます。形をつくることにこだわらず、感覚を楽しめれば大丈夫です。
– スライムあそび
手で触るほか、足で踏む遊び方もあります。市販のもののほか、自宅にある洗剤などでつくることもできます。
– 氷あそび
冷凍庫で凍らせた氷を触ったり、解ける様子を見たりして遊びます。小さなボールや人形を一緒に凍らせて溶かすという遊び方もあります。同じ遊び方で寒天を使うこともできます。
– 室内用砂あそび
室内用の飛び散りにくい砂を使った遊びも、指先の感覚を育てます。砂の動く感覚や感触を楽しむことができます。

ポイント2 力加減の工夫ができる遊びをする

感覚が過敏であったり、反対に鈍感なお子さまには、ブロックや積み木など、力加減の工夫ができる遊びがおすすめです。

力加減の工夫ができる遊びの例

– ブロック遊び
見本通りに作ることにはまるお子さまもいらっしゃれば、自由に組み合わせて黙々と作り続けるお子さまもいらっしゃいます。さまざまな大きさのブロックの形や重さ、触り心地を意識すると、感覚の発達を促すことができます。
– 積み木あそび
積んで遊ぶほか、形や色、重さを確かめたり、ぶづけたりすることもトレーニングになります。
– 空き箱積み
お菓子やティッシュペーパーの空き箱を取っておいて、好きに積んでもらいます。いろいろな形を上手に積み上げるには、そっと積むなど、力加減の工夫をすることになります。

ポイント3 固有受容覚をはぐくむ遊びをする

固有受容覚とは、自分の身体の位置や動きを自分でつかむ感覚のことです。
たとえば、いま手足ががどこにあるか、前から飛んでくるボールを避けるのにどのようなスピードやタイミングで動けばよいのか、といったことをつかむ感覚です。
筆圧がとても強かったり、反対にとても弱かったりするお子さまや、動きが乱暴なお子さまには、この固有受容覚の訓練が効果的な場合があります。

固有受容覚をはぐくむ遊びの例

– 障害物競走
おうちのなかにクッションを置いたり、机の下をくぐれるようにして、またぐ・くぐる・すり抜けられるコースを作りましょう。転んだり、あたまをぶつけないように、最初は歩いて行ってください。
– タオル綱引き
お子さまと保護者様でタオルで綱引きをします。足元には線を引いて、そこから出ないように、腰を落として足裏で体を支えて引っ張り合います。同じ姿勢をキープするので、持久力の訓練にもなります。
– コインつまみ
親指と人差し指だけでコインをつまんで、容器の中から外へ運びます。大人は簡単にできる動きですが、固有受容覚があってこその動きです。慣れてきたら、競争しても盛り上がりそうですね。

ポイント4 バランス感覚を学べる遊びをする

発達障害のお子さまのなかには、運動が苦手というお子さまもいます。
ですが、定常発達のお子さまと同じようにできなくて自信を失っているというケースもあるようです。
ですから、室内遊びでも体をうまく使う練習になるもの、たとえばバランス感覚を学べる遊びは効果的です。室内トランポリンやバランスボールなどが準備できればいちばんですし、スプーンを使ったボールすくいなどは家にあるもので簡単に行えます

バランス感覚を学べる遊びの例

– トランポリン
– バランスボール
ただ座るだけでなく、たくさんの遊び方があります。たとえば、バランスボールの上に座ってぽんぽんとはずむ、バランスボールにうつぶせになって乗る、バランスボールをバランスボールのように叩く、などです。
– ボールすくい・運び
スプーンを使って容器からボールをすくったり、そのままスプーンにボールを乗せて運びます。

ポイント5 言葉の刺激を増やす遊びをする

言葉が遅かったり、人とのコミュニケーションが苦手なお子さまには、行うまねっこ遊びやパラレルトークなどの遊びが効果的です。言葉の刺激が増えることで、お子さまの言葉の発達を促すことができます。

言葉の刺激を増やす遊びの例

– まねっこ遊び
お子さまの行動を保護者様がまねします。お子さまが反応したら、繰り返します。
– パラレルトーク
「いま大きな音がしてびっくりしたね」など、お子さまの気持ちを、保護者様が言葉にして伝えます。言葉にして共感してもらえることで、人への安心感が育ちます。

おうち遊びのメリット

こうしたおうち遊びには、たとえば次のようなメリットがあります。

親子のスキンシップ

お子さまと保護者様のスキンシップが増えます。お子さまも楽しく過ごせますし、保護者様にとっても、いまお子さまが何ができて何が好きなのか、実際に目で見て知ることができます。

家族の理解を得られる

また、発達障害のお子さまのご家族にとっても意味があります。
たとえば、発達障害のお子さまのご兄弟です。発達障害のお子さまはやはりどうしても手がかかります。兄妹から見ると、いつもその子ばかりかまって、自分を気にかけてもらえないと感じているかもしれません。
おうちで遊びの様子を見たり、ときには一緒に行うことで、発達障害のお子さまへの理解を促すことができます。ご兄弟以外にも、おばあちゃんやおじいちゃんなど、普段の様子を見ていない人に、遊びながらお子さまの得意・不得意を理解してもらえたらよいですね。

すぐ飽きても気にしない

ここまでおうち遊びをご紹介してきましたが、お子さまのなかには、こだわりが強かったり、ひとつのことに集中できなかったりする子もいるかと思います。
せっかく用意しても、すぐ飽きてしまうかもしれません。ですが、それもまた仕方のないことです。大人側はこだわりを捨てて、お子さまが飽きたらさっさと切り替えてしまいましょう。

まとめ

この記事では、発達障害のお子さまにおすすめの5種類の遊びとそのポイントを紹介しました。

ポイント1は、いろいろな素材を触る遊びをすること。ポイント2は、力加減の工夫ができる遊びをすること。ポイント3は、固有受容覚をはぐくむ遊びをすること。ポイント4は、バランス感覚を学べる遊びをすること。ポイント5は、言葉の刺激を増やす遊びをすることでした。

発達障害のあるお子さまは、専門的な機関で多様なプログラムに参加できます。ですがお子さまが過ごす時間が一番多いのはやはりご家庭です。おうち遊びも大切な発達支援の機会です。

この記事でご紹介した遊びは、お子さまの身体的能力のほか、認知能力やコミュニケーション能力の向上を期待できます。ぜひ一緒に楽しみながら、おうち遊びに取り組んでみてください。

チルプレも、毎日いろいろな遊びを通じて、お子さまの発達をサポートしています。毎日の様子はブログで発信していますので、ぜひご覧になってくださいね。

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