通所に必要な受給者証の取得・更新方法まとめ(仙台市の場合)

チルプレ

チルプレ記事 2023.3.7

児童発達支援や放課後等デイサービスに通うために必要な受給者証は、自治体の各種窓口から取得できます。でも、初めての手続きだと、何をどう準備すればよいのかわからず、発行手続きに二度も三度も手間がかかってしまった・・・なんてことも。ここでは、そのような発行手続きのトラブルをなくすために、受給者証を取得する方法について解説します。また、受給者証には有効期間がありますので、更新手続きの方法についても合わせてご紹介します。

受給者証はお子さまの年齢によって発行窓口が異なる

まず、受給者証は児童発達支援と放課後等デイサービスによって、発行手続きの窓口が異なります。未就学児の場合は児童発達支援、小学生の場合は放課後等デイサービスの窓口での発行手続きとなります。

例えば、宮城県仙台市では以下のようになっています。

児童発達支援(未就学児)の場合

仙台市発達相談支援センター(アーチル)が窓口です。青葉区・宮城野区・泉区の場合は北部アーチル、若林区・太白区の場合は南部アーチルが相談窓口になります。

放課後等デイサービス(小学生)の場合

各区の保健福祉センター(障害高齢課)または宮城総合支所保健福祉課が窓口になります。

受給者証の取得(発行)手続きの方法

受給者証の発行手続きの方法について、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスに分けて、それぞれご説明します。

児童発達支援事業所の受給者証発行までの流れ

1.アーチルに相談したうえで事業所へ施設見学
2.指定相談支援事業所の相談支援専門員が利用計画案を作成
3.アーチルに支給申請書・利用申込書・利用計画案を提出
4.受給者証が発行・交付

手続きのポイント

児童発達支援の場合はアーチルにこまめに相談することがポイントです。アーチルが事業所との利用調整や施設見学後の利用計画案の作成などをサポートしてくれます。最終的に、支給申請書・利用申込書・利用計画案の3つの書類を提出し、許可が下りたら受給者証が交付されます。

放課後等デイサービスの受給者証発行までの流れ

1.事業所へ施設見学し、利用相談や空き状況の確認を行う(利用希望報告書を受け取る)
2.区役所に支給申請書・利用希望報告書を提出
3.区役所との打ち合わせ(聞き取り)の後、指定相談支援事業所の相談支援専門員が利用計画案を作成
4.利用計画案を区役所に提出
5.受給者証が発行・交付

手続きのポイント

放課後等デイサービスの場合は、まず事業所に見学に行き、施設責任者への利用相談や空き状況の確認を行っておくと、スムーズに手続きが始められます。その後、区役所に支給申請書・利用希望報告書・利用計画案の3つの書類を提出し、許可が下りたら受給者証が交付されます。

受給者証があると、児童発達支援や放課後等デイサービスの月額利用料が一律上限4600円(収入がおおむね890万円以下の世帯の場合)になります。児童発達支援・放課後等デイサービスをご利用される際には必須となりますので、必ず申請しましょう。

受給者証の申請手続きの注意点

受給者証の申請手続きで1点注意してほしいことがあります。

それは、申請してから発行までに、3週間から1か月間ほど時間がかかることです。

ご希望の利用開始日に間に合うように、早めに窓口に相談して申請手続きを進めておくことをおすすめします。

受給者証の更新手続き方法

受給者証の有効期間は基本的に1年間と定められています。受給者証を交付されるときに、有効期間の記載がありますのでご確認ください

受給者証の更新の際にも、申請から発行まで1か月間ほど時間がかかりますので、有効期間が切れる最低1か月前までには申請手続きをしておくことが必要です。

まとめ

最後に、児童発達支援・放課後等デイサービスの通所に必要な受給者証の取得・更新手続きのポイントについてまとめておきます。

受給者証の発行・更新手続きのポイント

1.児童発達支援の場合はアーチル、放課後等デイサービスの場合は事業所にまず相談する
2.発行まで1か月程度かかるので早めに申請を行う
3.更新手続きは有効期間が切れる1か月前までには済ませておく

手続きに必要なものなどは、各種窓口に事前によく確認してから行うようにしましょう。

以上、仙台市で受給者証を取得・更新する方法についてでした。